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  ー自然と共生する生き方:日本と世界の里山・里海ー


   国立大学法人金沢大学
   講師:中村浩二・小路晋作

閉講いたしました
 
 

学習目標

SATOYAMAへの理解を深め、持続可能な社会とは何か、自然と共生するということは何か、豊富な事例をもとに考察します。目標は、自然と共生する未来可能性についてみなさん一人ひとりが「発見」を蓄積することです。
 

講義内容

 みなさんは、SATOYAMAという言葉をご存知でしょうか。2010年に開催された国連の生物多様性条約第10回締約会議(COP10)に、「日本の里山・里海評価(JSSA)の成果」が報告され、「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)」が採択され、国際的に通用する言葉となりました。SATOYAMAは、自然と共生する人間社会の知恵と技術を、持続可能な社会づくりに活かすため、世界が手を携える国際的なシンボルになっています。

 金沢大学は2007年から能登半島で、里山や里海を活かした自然と共生する地域づくりを担う人材養成を実施しており、その取り組みはIPSIの観点からも、世界農業遺産(GIAHS)の観点からも、国際的に高く評価されています。能登だけではなく、フィリピンのルソン島のコルディリエラ山脈にある棚田でも人材養成のプログラムを実施しています。イフガオ族が耕す壮大な棚田は2000年の歴史を有し、ユネスコの世界文化遺産と国連食糧農業機関の世界農業遺産に登録されていますが、若者たちの農業離れが進み耕作放棄が広がっています。そこに金沢大学の研究者たちが入り、フィリピン大学やイフガオ州大学の研究者と連携し、この棚田にある生物多様性や伝統文化などの地域資源を保全活用して、エコツーリズムや新たな商品開発につなげる地域の若者たちを育てています。

 この講座では、SATOYAMAという言葉の背後に広がる未来の可能性や、草の根のグローバルな連携について学びます。

 
あなたは「SATOYAMA」と聞いて何を連想しますか?SATOYAMAは自然と共生した持続可能な社会といった意味合いで語られます。その背景について、中村浩二特任教授が講義します。
 
SATOYAMAをうまく活用する人間の知恵として農業が事例に上げられます。生き物をうまく農業に活かせば、付加価値がついた農産品になります。そのような事例を中村教授と小路晋作特任准教授が講義します。
 
SATOYAMAでは、世界的にも若者の農業離れといった現実があります。その一方で、SATOYAMAを守り、持続的に活用していきたいと意欲を燃やす若者もいます。中村教授が能登半島とイフガオの里山で活動している若者たちを紹介します。
 
SATOYAMAに生きる人々にスポットを当てます。伝統的な文化の継承を通じて、仲間づくりの環を広げている夫婦、日本のSATOYAMAに陶芸の可能性を求めてやってきたアメリカ人女性に中村教授がインタビューします。
 

講義計画

Week1:Satoyama—Satoumiとは何か:重要性、現状、課題

3/24~
Lesson1. 里山里海への招待—世界農業遺産「能登の里山里海」から

Lesson2. 里山里海とは何か—定義と重要性

Lesson3. 里山里海の現状—国際的な枠組みによる再評価

Lesson4. 持続可能な自然共生モデルとしての里山里海– SATOYAMAイニシアティブと世界農業遺産(GIAHS)

Lesson5. 里山をめぐる問題と再生への取り組み—過疎高齢化と人材育成

Lesson6. Satoyamaでつながる世界—能登とイフガオ

 

Week2:Satoyama—Satoumiでの営みと生物多様性、持続可能社会

4/7~
Lesson1. 世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」

Lesson2. トキとコウノトリにみる里山の荒廃と再生

Lesson3. 生物多様性認証—農家が取り組む里山の環境保全

Lesson4. 農林業が育む里山の生物多様性

Lesson5. 里山の生物多様性を活かした生業(なりわい)

Lesson6. 金沢大学キャンパスにある「里山の館」紹介

 

Week3:Satoyamaでつながる世界:イフガオと能登

4/21~
Lesson1.「能登里山里海マイスター」育成プログラムの授業現場から

Lesson2. 金沢大学が能登で取り組む「里山里海マイスター」人材養成プログラム

Lesson3. 能登の「里山里海マイスター」プログラムで学ぶ若者たち

Lesson4. SATOYAMAでつながる能登とフィリピン・イフガオ棚田—共通する「人材養成」の意義

Lesson5.「イフガオ里山マイスター」養成プログラムの授業現場から

Lesson6.「イフガオ里山マイスター」プログラムで学ぶ若者たちの取り組み

 

Week4:Satoyama—Satoumiで生きる人々、持続可能な社会を目指して

5/12~
Lesson1. 能登の農耕儀礼「あえのこと」と生物多様性—参加型ワークショップ

Lesson2.「あえのこと」参加者と語る:輪島塗と能登の伝統

Lesson3. 能登の里海の恵み:穴水湾のカキ養殖

Lesson4. 能登の工芸と食文化:珠洲焼、農家レストラン

Lesson5. 対談:環境文学研究者から見た里山とは

Lesson6. 講義のまとめ

 

講師・スタッフ

       中村浩二
金沢大学特任教授(地域連携推進センター所属)、農学博士(京都大学)。専門:生態学。1947年兵庫県生まれ。1995年金沢大学教授、2013年定年退職。国連大学サステイナビリティ高等研究所客員教授、国連大学などによる「日本の里山・里海評価(JSSA)」科学評価パネル共同議長、世界農業遺産科学委員会メンバー。金沢大学里山里海プロジェクト代表として「能登里山里海マイスター育成プログラム」、フィリピンにおいて「イフガオ里山マイスター養成プログラム」などを運営。能登半島と石川県の里山里海の保全、総合活用、地域再生に取り組んでいる。
   小路晋作
金沢大学特任准教授(地域連携推進センター所属)、博士(理学)。専門は生態学。2007年より金沢大学能登学舎に常駐し、「能登里山マイスター養成プログラム」、「能登里山里海マイスター育成プログラム」、「能登里山里海研究部門」に携わる。「能登の里山里海」を活かした地域活性化のための人材養成事業を担当するかたわら、農地における昆虫群集の動態を日本とアフリカで研究している。
   宇野文夫
新聞記者を経て、1991年北陸朝日放送入社、番組プロデューサー、報道制作部長、報道制作局長、2005年4月から金沢大学地域連携コーディネーター、2011年5月から特任教授。
 

課題内容・スケジュール

●前提知識

特になし

 

●課題内容

相互評価による課題レポート

 

●レポートの配点とスケジュール

 Week1 レポート課題(相互評価課題): 1問(20点)
   提出期間:2016年4月7日9:00-2016年4月21日8:59(日本時間)
   相互採点期間:2016年4月21日9:00-2016年5月12日8:59(日本時間)
 Week2 レポート課題(相互評価課題): 1問(20点)
   提出期間:2016年4月21日9:00-2016年5月12日8:59(日本時間)
   相互採点期間:2016年5月12日9:00-2016年5月26日8:59(日本時間)
 Week3 レポート課題(相互評価課題): 1問(20点)
   提出期間:2016年5月12日9:00-2016年5月26日8:59(日本時間)
   相互採点期間:5月26日9:00-6月9日8:59(日本時間)
 最終レポート課題(相互評価課題): 1問(40点)
   提出期間:2016年5月26日9:00-2016年6月9日8:59(日本時間)
   相互採点期間:2016年6月9日9:00-2016年6月24日8:59(日本時間)
 合計:100点満点
 

●修了証発行日: 修了条件に達し次第、発行可能

 

●修了条件: 合計点が60点以上を獲得すること

 

字幕・講義資料
  ダウンロード可能です。      

●字幕(日本語)・講義資料(英語) : あり
●字幕(英語)・講義資料(日本語) : なし
  ※一部、字幕や講義資料がない場合がございます。

 

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