アジャイル開発はソフトウェア開発の方法として近年特に欧米では標準となりつつある手法である。その本質はチームによるアジリティの高いものづくりであり、ムリ・ムラ・ムダなく価値の高いソフトウェアプロダクトを作るための継続的な改善にある。本授業ではアジャイル開発方法論としては「スクラム」を中心に取り上げ、その誕生に至る背景から理論までを学ぶことで、アジャイル開発及び現代的なソフトウェア開発の方法論について知識と教養を獲得することを目的とする。
本授業は、角征典、永瀬美穂、中鉢欣秀によるビデオ教材『ソフトウェア開発チームの手引』(2017年)であり、プレゼンテーション資料を提示しながら教員が解説をおこなう形式である。また、日本や世界におけるアジャイル開発の第一人者の貴重な生の声も、インタビュー教材として収録している。