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開講期間:2020/2/3~


 事例に学ぶ災害対策 ~配慮者対策編~


   岐阜大学流域圏科学研究センター准教授
   講師:小山 真紀

 

学習目標

本講座の学習目標は、実際の災害事例や取り組み事例に学ぶ事で、災害時に要配慮者が置かれる状況や支援のあり方についてイメージする力、災害時の要配慮者の困難さを軽減できるようになるための知識を身につけ、実際に行動に移すため基礎を作ることである。

本講座は、広く一般の方、障害をお持ちの方やその家族、介護福祉業界の方、地域の防災を進める立場にある方を対象にしている。
 

講義内容

高齢者や障がいのある方など、災害時の要配慮者対策は大きな課題である。しかしながら、災害時に要配慮者がどんな状況になってしまうのか,どんな対策を行う必要があるのかを知る機会が極めて少ない。

本講座では、障害をお持ちの当事者の方や介護や支援に関わっている方に、災害時にどんな状況になってしまうのか、どんな対策を行ったのか、といった経験についてお話いただき、災害時の要配慮者の実情とその対策について学ぶものである。
 

第1週:本講座の使い方と大阪の事例から

1-1 本講座の使い方
1-2 要支援者対策を考える上で大事な考え方
1-3 大阪府北部の地震時の要支援者の状況
1-4 普段からの多職種の顔の見える関係づくりとICTの活用
1-5 災害時の法制度をうまく使う
1-6 親亡き後を考えた対策の必要性

 

第2週:大阪府北部の地震と台風21号の事例から

2-1 ユニバーサルデザインとまちづくり
2-2 当事者としての被災経験から
2-3 当事者が自ら考え動くということ
2-4 障がい者福祉事業所の被災事例
2-5 障がい者福祉事業所での備えの大切さ
2-6 連携と協働の事例と効果

 

第3週:熊本地震の事例から

3-1 ヘルパーとしての動きと利用者さんの状況
3-2 熊本県身体障がい者福祉センターの事例
3-3 熊本学園大学における避難所の立ち上げと運営
3-4 熊本学園大学における支援から見えること
3-5 当事者としての被災経験から(災害前~被災状況,避難所へ)
3-6 当事者としての被災経験から(避難所生活から生活再建) 

 

第4週:平常時にできること

4-1 福祉的避難所,福祉的避難スペースの考え方
4-2 日常の取り組み
4-3 別府市での取り組み1
4-4 別府市での取り組み2
4-5 別府市での取り組み3
4-6 別府市での取り組み4

 

講師紹介

    
小山 真紀(こやま まき)
岐阜大学流域圏科学研究センター准教授、清流の国ぎふ防災・減災センター兼任
1972年岡山県生まれ。1998年山口大学大学院理工学研究科知能情報システム工学専攻博士前期課程を修了。NTTでシステムエンジニアとして勤務した後、1999年より(財)地震予知総合研究振興会東濃地震科学研究所で地震防災に係わる研究に従事しつつ2004年に東京工業大学総合理工学研究科人間環境システム専攻にて博士(工学)を取得。2010年より京都大学安寧の都市ユニットにおいて、「少子高齢社会を踏まえた、平常時から災害時まで生きやすく、粘り強いまちづくり」について教育・研究に従事。2015年より清流の国ぎふ防災・減災センター、および岐阜大学流域圏科学研究センターにおいて防災・減災に関わる人材育成と研究に従事している。専門は地域防災学であり、災害のフェーズによって、どのようなプロセスで人が死傷していくのか、それを防ぐためにはどのようなことをしなければならないのか、そしてそれはどうすればできるのか。という点に着目した研究と取り組みを進めている。


    
小出 大介(こいで だいすけ)
大阪介護支援専門員協会 茨木支部長
1980年福岡県生まれ。2003年より病院MSW,院長秘書として勤務したのち、老人保健施設、地域包括支援センター職員を経て、2018年から特定非営利活動法人 いばらき 参与、大阪介護支援専門員協会 茨木支部 支部長、Care Inclusion代表を務める。東日本大震災を機に、医療・介護の関係者から一般市民まで、講演会を通じて災害対策の重要性を啓発している。




  

        

湯井 恵美子(ぬくい えみこ)
大阪府立支援学校PTA協議会 OB会防災担当
1966年熊本生まれ。兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科博士後期課程、大阪府立支援学校PTA協議会OB会防災担当、防災企業連合関西そなえ隊事務局、(一社)福祉防災コミュニティ協会上級コーチ。
次男は重度の知的障がい者。特別支援学校や祉施設における福祉防災計画作成、防災訓練指導などマネジメント支援を中心に地域全体の防災減災のあり方を研究する。
どんなに重い障害があっても、その人の中にある力を信じ、当事者の防災減災への取り組みをエンジンとした福祉防災を進めていきたい。




        

栂 紀久代(とが きくよ)
ユニバーサルデザイン プロデュ―サー
26歳の時赤信号で停車中、九死に一生を得る事故に遭う。後遺症に悩まされながら48歳の時に1枚の診断書を手にする。
2002年 上下肢障害の視点から、災害弱者の防災を調査・研究
2004年 UD(ユニバーサルデザイン)商品の企画・開発
2005年~2012年 大阪産業大学 大学院 アントレプレナー専攻UD担当講師
2006年~2014年 NPO法人サン・クラブ設立(脳脊髄液減少症の患者団体)
2006年 LLPユニバーサルデザイン企画設立
2011年~ バリアフリー展にて、要援護者の防災コーナーを企画
2013年~ 防犯防災総合展にて、要援護者の防災コーナーを企画


    

水上 さゆり(みずかみ さゆり)
株式会社徳洋福祉会 事業部長
東京出身、現在は大阪府箕面市在住
平成20年度~23年度 府立豊中支援学校PTA会長
平成22年 豊中市で民間初の児童デイサービスの立ち上げに携わる
平成23年度~現在 府立豊中支援学校 学校運営協議会委員
平成24年5月 株式会社徳洋福祉会(放課後等デイサービス・障がい福祉サービス事業)を立ち上げる
平成29年8月 共同生活援助(グループホーム)立ち上げる
「みんな違う、それがいい、一緒にすすもう10年後の笑顔のために」をスローガンに日々邁進している
資格:保育士・介護福祉士・喀痰吸引2号研修・応急手当普及員・防災士


      

宮田 稔大(みやた としひろ)
(元)NPO法人みらいけあ 理事 管理者
・社会福祉専門学校卒業 :しょうがい者支援を志す。
・身体しょうがい者授産施設(当時)後に就労B型勤務:しょうがい者への支援を学ぶ。
・訪問介護事業所勤務:在宅のしょうがい者支援を志す。
・しょうがい福祉、訪問看護を提供するNPO法人を設立。理事長として運営。熊本地震で、在宅のしょうがい者を守る難しさを経験。災害に強く、レスパイトケアも出来る、インフォーマルな施設づくりを目指している。





    

吉村 千恵(よしむら ちえ)
(元)特定非営利活動法人 自立生活センター ヒューマンネットワーク熊本 研究調査員
元熊本学園大学社会福祉学部特定講師(減災型地域社会リーダー養成プログラム事業担当)、タイの障害者の研究を行っている際に、タイの大洪水で行き場をなくした障害者との出逢いや、東日本大震災後東北の障害者の状況などを通じて「災害と障害」の問題に関心を持つ。熊本地震の際には、熊本学園大学の避難所で障害者や高齢者の避難生活支援に関わる。







    

友村 光利(ともむら みつとし)
特定非営利活動法人 自立生活センター ヒューマンネットワーク熊本
筋ジストロフィーの障害を持つ。1953年生まれ。27歳から障害者運動に関わり、熊本市で自立生活を始める。36歳で結婚し、妻と猫の3人暮らし。ヒューマンネットワーク勤務。ヒューマンネットワークでは、ILP(Independent Living Program :自立生活プログラム)担当。障害者が地域生活を始める・継続するために必要なスキルを身につけるためのプログラムで、障害者自立生活運動の中の大事な柱の事業を担当している。熊本地震の時の避難行動に関しては、妻と同様。




  

         

友村 宏子(ともむら ひろこ)
特定非営利活動法人 自立生活センター ヒューマンネットワーク熊本
脳性麻痺の障害を持つ。1958年生まれ。23歳から障害者運動に関わり、27歳の時から熊本市で自立生活を始める。31歳で結婚し夫と猫の3人暮らし。施設による知的障害者への搾取問題を機にヒューマンネットワーク熊本の立ち上げに関わり、現在までスタッフとして働く。介護者コーディネーターを経て、現在はピア・カウンセラー。 
熊本市中央区の同じ場所に夫婦で34年暮らしている。熊本地震の前に区長さんや消防団の人達と避難場所(福祉避難所)や避難方法の打ち合わせをしていたにも関わらず、実践にはつながらず、自主避難した。





    

浦野 愛(うらの あい)
特定非営利活動法人 レスキューストックヤード 常務理事
1976年静岡県生まれ。 阪神・淡路大震災では、同朋大学の学生が設立した支援サークル「同朋大学ボランティアネットワーク」に所属し、被災者支援にあたった。卒業後、特別養護老人ホームデイサービスセンターで寮母として勤務したのち、レスキューストックヤードの設立と同時に事務局スタッフとなり、2004年度より事務局長、2009年度より常務理事を務める。
災害時要援護者への支援事業を中心に、地域防災・災害ボランティア等、各種講演会・講座講師、支援プログラムの企画・運営を行っている。社会福祉士。



    

          
立木 茂雄(たつき しげお) 
同志社大学社会学部教授
1955年兵庫県生まれ。1978年関西学院大学社会学部卒。1980年 同社会学研究科修士課程修了後、カナダ政府給費留学生としてトロント大学大学院に留学。同博士課程修了。関西学院大学社会学部専任講 師・助教授・教授を経て2001年4月より現職。
専門は福祉防災学。特に大災害からの長期的な生活復興過程の解明や、災害時要援護者支援のあり方など、社会現象としての災害に対する防災学を研究。



 

課題内容・スケジュール

●前提条件
   特になし

●課題内容
   課題無し

●学習期間(スケジュール)
   受講登録期間:2020/2/3~
   開講期間  :2020/2/3~

●修了条件
   全てのコースクリップの視聴

●想定学習時間
   8時間程度

●反転授業
   なし

●補助教材・参考文献
        ・NHKハートネットTV  
        ・NHKハートネット(https://www.nhk.or.jp/heart-net/

 

字幕・講義資料

●字幕(日本語)   : あり
●講義資料(日本語) : なし